1955-05-13 第22回国会 衆議院 予算委員会 第12号
これはその時分の特別委員会で草葉次官も、共産主義の武力侵略に対してさっそく何とかしなければならぬのであって、これで安全保障条約を結ぶんだ、こう言うておる。ところが鳩山総理も外務大臣も、ソ同盟も中国も侵略勢力じゃない、これは違うのです。
これはその時分の特別委員会で草葉次官も、共産主義の武力侵略に対してさっそく何とかしなければならぬのであって、これで安全保障条約を結ぶんだ、こう言うておる。ところが鳩山総理も外務大臣も、ソ同盟も中国も侵略勢力じゃない、これは違うのです。
当時、昨年の三月ごろだと思いましたが、その最後の機会におきましては、草葉次官としましても、それはぜひ発表する、近いうちに発表する、もう一月か二月くらいで発表できるようになるというようなこと嵐でも言つておられたのであります。これは速記録をお調べになればわかります。
これは草葉次官にお聞きしたいのですが、占領軍が日本の国の占領目的遂行のために必要とされた役務及び施設の提供というならわかりますが、国際連合加盟国で、その軍隊が国際連合の行動に参加しているものの用に日本の施設及び役務を従来与えて来たし、また現に与えておる。これは占領軍ではなくて、国際連合の軍事行動に日本が役務及び施設を提供して来たと書いてあるわけであります。今の政府委員の方の御答弁と少し違う。
○菊池委員 草葉次官にお伺いいたします。賠償工場からの施設使用許可申請が、最近非常に争つて出ておるということでありますが、御承知のように、指定工場の施設は、国有財産となつて管理されておる。それは三月あるいは七月ごろであつたと思うのでありますが、総司令部の覚書によりまして、ほとんど使用の禁止を解除されておるはずであります。
それで、その際にはアメリカ案について御説明を願つて、更に質疑を重ねたのでありますが、その際に草葉次官から、いずれ近く日本案が提出されるだろう、そのときにはそれを配布してそれについての御説明があるというお約束を頂いたのであります。そこで私は只今それの條文を受取つたのでありますが、会議がずつと続いておりまして休んでおりませんので、私といたしましてはこれについての内容をまだお読みしておらない。
これは草葉次官は外交の専門家でいられるから多分御存じだろうと思います。アメリカの朝鮮に対してとつた態度は、最初から必ずしも国際連合総会或いは国際安全保障理事会の決定に待つて、これに対して警察的な行動を行うという性質のものではなかつたと思います。この点について外務次官の御説明をお願いしたいと思います。
○岡田宗司君 ではもうこれ以上草葉次官と御議論してもしようがありませんから、いたしませんが、明らかになつたことは、行政協定にきめられた範囲をこえるところの施設並びに役務が使われる場合が今後生ずるということ、それに対してこの交換公文によつて日本に義務が負わされているという点であることが、私は只今の質疑によつてはつきりしたと思いますので、ここで私の質疑を終りたいと思います。
○兼岩傳一君 昨日非常に我々が議事に疲れたりしていたときに、突然私がかねてから問題にしておりましたアチソン・吉田の交換公文に関する質問に対する答弁を、草葉次官が平素の声に似合わず細い声でやられた。私も気が付いたので聞き質したところが、あに計らんや、ああいう重大な問題をほそぼそした声でごまかしてしまおうという意図で、ああいう発言をされたということは私は非常に遺憾に考えるのです。
私は草葉次官のああいう議論を反駁する必要はないと思う。満洲爆撃は事実である。さような場合に、日本は又報復爆撃を受ける心配はないということを保障した條項が、この二つの條約のどこにあるかということを私はお尋ねしておる。これを総理に対して、あるとか、ないとか、ないけれども、こういう点で心配がないとか、私はその点を全国民に明快にされることが、この両條約についてのこれが最も基本的な核心であると思う。
○兼岩傳一君 それはですね、それじや、まあ少し困りますけれども、(笑声)一応委員長なり、草葉次官の非常に愼重な態度に免じて、返事を聞くまで僕の態度も保留いたしますが、それではもう一つあるんです。
○岡田宗司君 本條約が、まだ平和條約の効力を発生しない前に論議されておる、そしてそれまでに締結されることが目途とされておるように承わつておるのでありますが、先ほども草葉次官にお伺いしたのでありますが、これは日本としては非常に不利な立場で交渉することになるのではないか。成るほど平等な立場ということは言われておる。併し実際上においては今日平等の立場での交渉とは考えられない。
○岡田宗司君 先ほど草葉次官にやはりお伺いした点ですが、本日の新聞の伝えるところによると、十四日、十五日頃に日本側の案ができて提案されるように伝えられておつたのでありますが、その点並びにそれの大体の内容をお示しを願いたい。
○曾祢益君 只今草葉次官の御説明によりますと、イタリアの例も引かれまして、日本の場合は役務賠償である。それはその通りで、役務賠償以外にはこの條項に基く賠償はないわけであります。在外資産の問題は別といたしまして……。でありますから、金銭賠償の余地はない。これは池田大蔵大臣も、ロムロ代表の一方的留保にかかわらず、條約の権利義務としては、さようなものがないということを確認されておるのであります。
○兼岩傳一君 今朝ほど午前にちよつと口を出してほかのかたがやられました問題ですが、第五條の(c)の問題ですが、これは草葉次官にお尋ねしても明快な答弁が得られなかつた問題ですが、私の質問の要点は、この(c)は国連憲章の五十一條を大体そのまま持つて来ておりますので、形の上から言う、あたかも同一物のように見える。同じものに見えますけれども、その本質が全く相反しているではないか。
條約中心に非常に勉強しておられる結果、日本の戰争犯罪的な性格、そうしてアジアの平和を乱し、大敗北を遂げたという事実を軽く見ておるということを、私は非常に遺憾に感ずるのですが、それでは質問を変えまして、極く淡泊な質問からあなたの間違いを指摘しようと思うのですが、昨日草葉次官にお尋ねしたのは、日本が独立して、そうして国際連合に入つて、その上で国際連合の課するところの義務と国際連合が與えるところの権利とを
いいですか委員長、草葉次官がお答えになるのですかね。(笑声) 問題が二つに、二重に矛盾していると私は考えられるのです。その論点は、信託統治と安保條約の関係だから、これは安保條約の場合に讓つてもいいのですがね。それじや信託統治に関連するところの国連憲章との関係を質してみましよう。
○兼岩傳一君 私は、この内政干渉を国際連合がするものでないという、この七を非常に軽く、或いは取りわけて平和條約にとつて必要でないかのごとく草葉次官が答弁されるのは、実に賛成できない態度だと思うのです。
なお草葉次官かち頂いた答弁は、甚だどうも、二、三僕の、何といいますか、意に満たないところがありますから、そういう点をあとで整理して、ものによつては法務総裁にお尋ねしたい。
次にこれは草葉次官にお伺いしておきたいと思いますが、只今国連総会が開かれております。新聞の伝えるところによりますと、西独側は国連総会にオブザーバーを出すということを国連総会事務局に対して申請したように伝えられているのでありますが、日本も又そういうふうな手続をとるのであるか、或いは又国連の事務局のほうから……。
○金子洋文君 今草葉次官の言われたことは、私はその通りだと了承いたします。併し祕密の協定がなくても話合つたことが言えないということでは、この事態が発展して行くと憲法に背反するとか何かの工合の惡い問題が起つて来ると思うのです。それが話合いを言えない問題になつておると私は思うのです。併しこれはこれ以上追及してもあなたのほうで答えもしないだろうし、問答無益となりまするから、これ以上追及いたしません。
併しこれは重ねて申上げまするが、極めて重大なるところの問題でありまして、私は草葉次官の御答弁如何にかかわらず、吉田内閣の国内行政というものはその線に沿うて行われておらんということを考えておるものであります。
○岡田宗司君 そういたしますと、北鮮側に属する者でも何でも大韓民国に渡す、こういうふうに言われておるのでありますが、それでありますというと、先ほど草葉次官の言われました二つに分れておる現実の事態をよく認識して、そうして対処して行くというのと非常に違う結果になりはしないか、今後の問題ではありますけれども、今後もやはり大韓民国だけを相手にする、そういうふうにして行く態度をお続けになるというつもりであるのかどうか
結局草葉次官のお話だと、過去において国後島等は問題にはならなかつたけれども、併し地理的概念としてはこれは千島の一部と見て行くより仕方がない。そこで国後島までを含めて占領されたことは、これは止むを得ない。又今後日本が領土権を放棄することは止むを得ない。併し色丹、歯舞は違う。
○吉田(安)委員 草葉次官のお答えはよくわかります。聞く方もお答えになる方も、今の状態ではただ並行線を引いて行くようなかつこうに陥るきらいがあります。大体において、再軍備をなさるということについては、われわれ多年の意見と今日幸いに一致しておるように感ぜられます。
○石原(圓)委員 その点は、草葉次官と私とは意見が一致しております。協定をするということは必要があります。但し、最近聞くところによると、アメリカとカナダとが日本へ来て、日本と三国の協定を早くしようというような空気があるということであります。そういうことになれば、先刻のトルーマン大統領の声明そのものが重圧になると私は思うのであります。そういう径路の交渉の仕方並びに協定はよくないと思うのであります。
先ほど草葉次官からお聞きしますと、あなたはこのたびの日本の態度があくまで五大国一致の精神に合致している、しかしソ同盟が拒否権を行使していると言いましたけれども、この国際連合の常任理事国であるソビエト・ロシヤ、並びに実質的には中華人民共和国、この二国を仮想敵として、その旧敵国のためにできた国際連合憲章の名に借りて旧敵国の日本がアメリカと安全保障條約を結んで—政府の答弁によるとこれは共産主義勢力がまだアジア
草葉次官は先ほどからにやにやとしてお聞きになつているようでありますが、ほんとうに日本の将来を考えるならば、この点を十分に考えて責任を持つてもらいたい。あなたがあくまでこの條約を結ぼうとしても、おそらく将来日本の平和を愛好する諸君の力によつて、必ずこれが無効にされるときが来ると私は確信している。その点を十分考えてもらいたい。
先ほど草葉次官は、インドの意見は、対日講和が日本に甘過ぎるという。甘過ぎるから今度のサンフランシスコ会議にインドは参画しなかつたのだというようなことを言われましたが、甘い辛いの問題ではないのであります。インドのネール首相の言つていることは二つの條件があります。
せなくてはならないということが私たちの務めであることをも自覚いたしておるのでありますが、実はこの代表の気持を察しつつ、七月の二十八日の当委員会におきまして決議をいたしましたこの引揚促進に関する決議というものは、これは当然この表紙にも書いてありまするが、委員長から吉田外務大臣、吉田内閣総理大臣、この責任者に対しますところの書面として提出されてあるのでありまするが、当時この委員会に列席をされておりました草葉次官
さつき草葉次官が誠意を持つて何とかと言われましたが、これは言葉だけであつて、従来からも、又今日においても、本当に誠意を示してこの一大問題に対処しておられるか。これは言語道断である。
先ほど草葉次官から、個々の家庭には知らせてあるが、これを総括して国民の前に知らせることは非常に慎重な考慮を要するという御説明があつたのでありまするが、その点が私には少々理解しがたいのであります。どういう考慮の下にそういうことをお考えになるか。
○高良とみ君 もう一点だけそれに関連して……、先ほど草葉次官から御発表になつた昨年国連に訴えた数というものは我々も承知いたしたいのでありますが、その中に今日発表された二十三万の死歿者というものがあつて、いわばその在外の同胞という形で国連に訴えたときには、その死歿者、だんだんこう現われて来た死歿の証拠が出て来た者に対しても国連に調査とその明らかに死んだという証拠を御要求になつたのでありますか、その点が